フォワード→ この世代の大エースと言えるのはやはりFW小川航(磐田)である。U-20W杯の本大会のGLの2戦目のウルグアイ戦で大怪我をして長期離脱することになったが内山JAPANでは39試合で26ゴールを挙げている。サイズに恵まれていてストライカー特有のメンタルの強さも魅力と言える。まだJ1ではほとんど実績を残していないのでしっかりと怪我を治して早い段階でフル代表の競争に絡んでくることが期待されている。
この世代も「サイズのあるCF系の選手」は不足している。FW小川航がいるのでそこまで大きな穴にはなっていないが彼を脅かす選手の出現が期待される。ここに来て評価を高めているのはFW小松蓮(産業能率大)である。5月のトゥーロン国際大会で頭角を現して7月に行われたU-23アジア選手権の予選では3試合で5ゴールを記録。エースのFW小川航を欠く中、一気にフォワードの軸候補に名乗りを上げた。
183センチの長身ながら動きはシャープでタフに戦える選手である。松本山雅U-18のときから「面白い素材」と評価されてきたがここ半年ほどで一気に評価が高まった。国際舞台で戦うときはサイズのあるCFは必要になってくる。松本山雅U-18というと昨秋に行われたJユースカップでベスト4に入る快挙を成し遂げたが「松本山雅の下部組織で育った選手」が代表に絡んでくるのは珍しいのでサポーターの期待は大きい。
ターゲットタイプというよりは動きの量の多さや飛び出しに特徴のある選手になるが186センチのFW垣田(金沢)も定期的に年代別代表に召集されている。金沢ではなかなか結果を残せなかったが少しずつ成長を遂げている。大津高出身のFW一美(G大阪)は泥臭いタイプのCFである。高校の先輩のFW巻(熊本)に似た系統の選手になるがG大阪U-23で出場機会を得ている。まずはG大阪U-23で結果を残したい。