■ 「1年でのJ1復帰」は確実J2の35節が終了した時点で湘南ベルマーレは22勝5敗8分けで勝ち点「74」。首位を走っている。残りは7試合となったが2位の福岡との差は「10」、3位の長崎との差は「11」。得失点差でも長崎を大きく上回っているので「1年でのJ1復帰」は間違いない情勢である。35試合で48得点/28失点。得点数はFC岐阜や大分と全く同じでリーグ7位タイ。得点数はさほど多くないが「勝負強さ」を生かして独走態勢に入った。
J2の最終節は11月19日(日)に予定されているが、J1の最終節は12月2日(土)になる。J1が1ステージ制に戻った影響で(プレーオフ進出組以外は)J2のクラブの方が2週間ほど早くオフ期間に突入するので補強に関してはかなり有利な立場になるが、湘南は最終節よりももっと早い時期に「J1復帰」が決まる可能性が高い。今のペースで進んだ場合、10月末あたりには自動昇格が決まる見込みなので補強の話は進めやすい。
来シーズンに所属するカテゴリーが決まらないと監督人事ならびに補強に関する動きは取りにくいので湘南は「J1とJ2の40クラブの中でもっとも有利な立場にあるチームの1つ」と言えるが「J1に昇格すること」ではなくて「J1で戦えるチームを作ること」が曹貴裁監督の変わらない目標なので曹貴裁監督の続投は間違いないだろう。今シーズンが就任6年目なので結構な長期政権になっているが「名将の1人」に数えられる。