モンテディオ山形→ 「1年でのJ1復帰」を目指した山形だったが開幕8試合は0勝5敗3分けと苦しんだ。石崎監督のクビが危うくなった時期もあったが9節からの7試合で4勝3分け。「V字回復」を果たしたことで一気に順位を上げることが出来た。17節は千葉、19節は松本山雅に敗れたため、上位陣との差は少し広がってしまったが、開幕から8試合勝利が無かったことを考えると12位という順位は「まずまず」と言えるだろう。
昨シーズンから続く悪い流れを引きずったままでシーズンを迎えたことが開幕から不振が続いた理由の1つだった。開幕直前に元日本代表のFW大黒の獲得に成功したが劇的な効果は生まれず。日程の関係で開幕から3試合連続でアウェイ戦が続いたこともスタートで躓いた一因と言える。4節がホーム開幕戦だったが相手は優勝候補のC大阪。続く5節のホーム戦も清水戦ということで序盤は日程にも恵まれなかった。
困った石崎監督は8節の札幌戦(H)から4バックを採用。2014年の秋に4バックから3バックに変更したことが「J1昇格」につながったので約1年半ぶりの4バック導入は大きな決断だったが8節の札幌戦(H)から8試合負けなしが続いた。19節終了時点で5勝7敗6分け。6位の町田との差は「11」なので、上位争いに参加するためにはもう一度、大型連勝が必要である。(※ 10節の熊本戦(H)は未消化なので1試合消化が少ない。)