10位 : MF 小野伸二 (コンサドーレ札幌) 1979年9月27日生まれ 175センチ/76キロ → 12票→ 36歳になった天才・MF小野伸が12票を獲得して10位となった。日本代表では56試合で6ゴールを記録している。盟友のMF平川(浦和)、MF水野晃(仙台)、FW渡(徳島)などが票を投じている。昨シーズンも怪我に悩まされて17試合で2ゴールという成績だったが秋以降はトップ下のポジションでスタメン出場する機会が多かった。「彼の稼働率がどの程度になるのか?」が札幌が浮上できるか否かのカギを握る。
8位 : MF 中村憲剛 (川崎フロンターレ) 1980年10月31日生まれ 175センチ/66キロ → 14票→ フロンターレ一筋のMF中村憲に投票したのはFW佐藤寿(広島)、MF野津田(広島)、MF山田直(湘南)など。関塚監督時代にWボランチを組むことが多かったDF谷口博(鳥栖)も名前を挙げている。パスサッカーの川崎Fの中心であり急所を抉るスルーパスの威力は未だにリーグ屈指。2006年から2010年まで5年連続でJ1のベストイレブンに輝いている。日本代表としては68試合で6ゴールを記録している。
8位 : FW ジェイ (ジュビロ磐田) 1982年5月5日生まれ 190センチ/89キロ → 14票→ イングランド代表歴を持つJ2得点王にはチームメイトのDF櫻内(磐田)、対戦相手のMF岩尾(徳島)やDF鈴木翔(熊本)やDF藤井航(讃岐)などが名前を挙げている。サイズを生かした空中戦が最大の武器となるが足元の技術も高くて柔らかさも持っている。シュートエリアが広いのも特徴でゴールパターンは豊富。J2では32試合で20ゴールを挙げたストライカーはJ1でどのくらいの数字を残すことができるか?
7位 : FW フッキ (元川崎フロンターレ) 1986年7月25日生まれ 178センチ/85キロ → 15票 → 「元Jリーガーの中で最高の出世頭」とも言えるのがFWフッキ。DF丹羽大(G大阪)、DF加賀(浦和)、DF藏川(熊本)などJリーグ時代に対戦した経験のあるベテラン選手がFWフッキの名前を挙げている。「パワー」と「スピード」は規格外で左足の強烈なシュートは止めようがなかった。一方でトラブルメーカーとしても知られており2008年には当時の関塚監督と対立。わずか2試合の出場で東京Vに移籍した。
6位 : FW 大久保嘉人 (川崎フロンターレ) 1982年6月9日生まれ 170センチ/73キロ → 21票→ J1で3年連続得点王を獲得した日本最高のストライカーに投票したのはFW柿谷(C大阪)、MF水沼(FC東京)、MF兵藤(横浜FM)など。J1通算のゴール数は156ゴール。1位タイのFW中山(元磐田)とFW佐藤寿(広島)との差は「1」のみ。近年のゴールペースを考えると歴代1位に躍り出るのは確実。むしろ、2位以下の選手を大きく引き離して「当分の間は誰も破ることはできない。」というところまで駆け上がる可能性大。
5位 : MF 家長昭博 (大宮アルディージャ) 1986年6月13日生まれ 173センチ/70キロ → 22票→ 抜群のテクニックとキープ力を持つMF家長(大宮)が22票を獲得して5位となった。2015年はJ2でプレーして33試合で11ゴール5アシストの活躍。ほとんどの人が「2015年のJ2のMVP」に名前を挙げるほどの活躍だった。実際にJ2の試合で対戦した選手たちにかなりの衝撃を与えたようだ。MF上田康(磐田)、FW富山(鳥栖)、MF秋山(C大阪)、MF稲垣(甲府)、DF沼田(大宮)などがMF家長の名前を挙げている。
4位 : FW ネイマール (バルセロナ) 1992年2月5日生まれ 174センチ/68キロ → 23票→ 23票を獲得したFWネイマールが4位。外国籍選手の中では1位となった。「現代の2大スーパースター」と言えるFWメッシとFWクリスティアーノ・ロナウドを大きく上回ったことに対しては「やや意外」と感じるところもあるが、「サッカー人生の中で実際に対戦して凄いと思った選手」が対象なので対戦経験がないと名前は挙げられない。若年層の日本代表のときにFWネイマールと対戦している選手は多い。
3位 : MF 遠藤保仁 (ガンバ大阪) 1980年1月28日生まれ 178センチ/75キロ → 31票→ 31票を獲得したMF遠藤が3位に輝いた。MF遠藤に投票したのはMF高橋秀(FC東京)、MF三門(横浜FM)、FW巻(熊本)、MF磯村(名古屋)、MF宮阪(松本山雅)など。J1通算では503試合で98得点、日本代表では152試合で15得点。G大阪がJ2所属だった2013年を除くと2003年から2015年まで全てのシーズンでJ1のベストイレブンに輝いている。『日本サッカー史上最高のボランチ』と言っても過言ではない。
2位 : FW 宇佐美貴史 (ガンバ大阪) 1992年5月6日生まれ 178センチ/69キロ → 33票→ チームメイトのMF遠藤(G大阪)をわずかに上回って2位になったのはFW宇佐美。DF岩波(神戸)、GK東口(G大阪)、FWパトリック(G大阪)、MF増山(神戸)などが名前を挙げている。2015年は34試合で19ゴールを記録。今冬の欧州移籍はならなかったが「欧州でも活躍できるだけの実力を備えている。」と言える。圧倒的な成績を残して欧州に旅立つことが期待される。京都府長岡京市出身。3人兄弟の三男。
1位 : MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス) 1978年6月24日生まれ 178センチ/70キロ → 46票→ 1位に輝いたのはMF中村俊。46票とダントツだった。GK西川(浦和)、MFパウリーニョ(湘南)、GK林彰(鳥栖)、GK南(横浜FC)、MF秋野(柏)、MF城後(福岡)、MF堀米勇(京都)などが票を投じている。37歳になったが未だに衰え知らず。国際Aマッチは98試合に出場して24ゴールを挙げている。ちなみにMF中村俊が「凄かった選手」の名前に挙げたのはMFセードルフ(元オランダ代表)とDF比嘉(千葉)の2人。
表1. 「Jリーガーが対戦して凄いと思った選手 2016年版(1位-30位まで)」
ランク | 名前 | 所属 | 票数 |
1 | 中村俊輔 | 横浜Fマリノス | 46 |
2 | 宇佐美貴史 | ガンバ大阪 | 33 |
3 | 遠藤保仁 | ガンバ大阪 | 31 |
4 | ネイマール | バルセロナ | 23 |
5 | 家長昭博 | 大宮アルディージャ | 22 |
6 | 大久保嘉人 | 川崎フロンターレ | 21 |
7 | フッキ | 元川崎フロンターレ | 15 |
8 | 中村憲剛 | 川崎フロンターレ | 14 |
8 | ジェイ | ジュビロ磐田 | 14 |
10 | 小野伸二 | コンサドーレ札幌 | 12 |
11 | クリスティアーノ・ロナウド | レアル・マドリー | 11 |
12 | ウェリントン | アビスパ福岡 | 10 |
13 | 柿谷曜一朗 | セレッソ大阪 | 9 |
13 | 佐藤寿人 | サンフレッチェ広島 | 9 |
15 | エメルソン | 元浦和レッズ | 8 |
15 | レナト | 元川崎フロンターレ | 8 |
17 | フォルラン | 元セレッソ大阪 | 7 |
17 | メッシ | バルセロナ | 7 |
19 | 井手口陽介 | ガンバ大阪 | 6 |
20 | 三浦知良 | 横浜FC | 5 |
20 | 本山雅志 | ギラヴァンツ北九州 | 5 |
20 | 山口智 | 元ジェフ千葉 | 5 |
20 | 南野拓実 | ザルツブルク | 5 |
20 | パウリーニョ | 広州恒大 | 5 |
25 | 山口蛍 | セレッソ大阪 | 4 |
25 | 闘莉王 | 元名古屋グランパス | 4 |
25 | ミキッチ | サンフレッチェ広島 | 4 |
25 | 遠藤康 | 鹿島アントラーズ | 4 |
25 | 楢崎正剛 | 名古屋グランパス | 4 |
25 | 奥川雅也 | FCリーフェリング | 4 |
25 | クリスティアーノ | ヴァンフォーレ甲府 | 4 |
25 | ジュニーニョ | 元川崎フロンターレ | 4 |
25 | ロナウジーニョ | 元バルセロナ | 4 |
25 | スアレス | バルセロナ | 4 |
25 | ジダン | 元レアル・マドリー | 4 |
25 | 香川真司 | ドルトムント | 4 |
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