GK : 川島永嗣 6.0
→ ピンチは少なかったが、先制した直後の前半終了間際の相手の決定機を防いだシーンは、試合の流れを決める上で大きなプレーだった。それ以外で、際どいシュートというと、後半37分のセットプレーの場面で、ポストに助けられたが、相手を完全にフリーにしてしまった。セットプレーのときの連携面は、課題として残った。
DF : 内田篤人 5.5
→ 序盤は左サイドからの攻撃が主となったので、ポジショニングは低めで、攻撃参加するタイミングが遅くなるシーンも目立った。ただ、前半25分あたりを過ぎると、前に出る意欲も高まってきて、反対に、右サイドの方が活発になった。後半から登場したDF酒井宏もまずまずだったので、ポジション争いは熾烈になってきたので、W杯予選はレギュラーを守り切れるか、大事な戦いとなる。
DF : 栗原勇蔵 5.0
→ DF吉田とDF今野が不在のため、スタメン奪取のチャンスの試合だったが、アピールできたとは言い難い。コンディションが悪かったのか、体が重くて、スピードでぶっちぎられるシーンを作られたのは、大きなマイナスで、得意の空中戦でも、強さを発揮しきれなかった。せっかくのチャンスだったが、イメージを悪くするような出来となった。
DF : 伊野波雅彦 5.5
→ ほとんどコンビを組んだことのないDF栗原とDF伊野波が組んだので、その点は考慮する必要はあるが、ディフェンスラインは安定しなかった。ただ、積極的に前に出て行って、潰そうとする意識が高かったことは、評価できる。もともと、ボランチの選手なので、つなぎの部分も期待できるので、今後、DF今野の座を脅かす可能性はあるだろう。「素晴らしい出来だった。」とは言えないが、代表チームでCBでもプレーできることを示した。
DF : 長友佑都 6.0
→ 前半は立ち上がりから積極的に攻撃に参加してチャンスに絡んだ。MF香川との距離感もまずまずで、サイドでボールを受けたとき、積極的に仕掛けてゴール前のシーンを作った。後半になると抑え気味にプレーして、MF宮市が入ってからは、MF宮市のスペースをつぶさないように、控えめにプレーした。レギュラーの座も安泰で、90分を通して余裕を持ってプレーした。
MF : 長谷部誠 5.5
→ 久々にボランチのポジションでプレーして、MF香川の先制ゴールをアシストした。序盤から前線の選手に強いパスを入れることを心掛けており、前半17分には、オフサイドになったがFW森本のシュートシーンを演出した。狙いとしては面白かったが、パスが強すぎて味方が受けきれなかったり、味方に合わないシーンもあった。パスミスも目立ったので、賛否両論有ると思うが、狙いは悪くなかった。
MF : 細貝萌 5.5
→ アウクスブルクでレギュラーを確保し、かなり自信をつけている。そのため、攻守両面で主導権を握って、味方を動かしていたが、「無駄なプレーも多かった。」という印象で、中盤を落ち着かせることはできなかった。期待されるのは、守備のところで、MF長谷部やMF遠藤と比べると、黒子的な仕事もできるので、味方を生かすような働きが求められたが、十分とはいえなかった。
MF : 岡崎慎司 6.5
→ 序盤は左サイドで攻撃がスタートすることが多かったので、なかなかボールに絡めなかったが、時間が経つにつれて、ゴール前でチャンスに絡むプレーが増えていった。ラッキーなところもあったが、後半13分には追加点のゴールもマークした。Aマッチでのゴール数は、歴代4位タイに浮上したが、FW三浦知やFW釜本を超える可能性も十分にある。
MF : 本田圭佑 6.5
→ 何度かあったシュートチャンスにゴールを決めれていれば、文句なしのMOMだったが、逸機も目立った。そのため、控えめな点数になったが、久々の代表戦で存在感を示した。怪我から戻ってきて、あまり時間が経っていないので、万全とは言い難いが、落ち着いたキープで周囲の選手を生かすことに成功した。MF香川とのコンビも良好で、この二人がチームの核である示す試合となった。
MF : 香川真司 6.5
→ 鮮やかなカウンターから先制ゴールをマークし、2点目のゴールもお膳立てした。ゴールシーンはファーストコントロールで、左右どちらの足でもシュートが打てるところにボールを置くことができた時点で、勝負ありだった。MF岡崎のゴールにつながったクロスは、縦に突破してゴール前に質の高いボールを供給したが、サイドに出たとき、縦に突破してクロスを上げることができると、自身の攻撃の幅も広がっていくだろう。
FW : 森本貴幸 5.5
→ 久々の代表戦で、久々のスタメンとなったが、前半17分にMF長谷部のパスからゴールネットを揺らすなど、動き自体は悪くなかった。アゼルバイジャンのディフェンスが、ポスト役の選手に対して、そこまでハードにプレーしなかった点は考慮すべきであるが、まずまず、ボールもおさまっていた。悪くなかっただけに、怪我で途中交代となったのは、悔やまれるところである。
FW : 前田遼一(前半37分 in) 6.5
→ 緊急出場となったが、ポストプレーが巧みで、ほとんどミスが無かった。FW森本の働きも悪くなかったが、FW前田の方が一枚上で、違いを見せたといえる。MF本田圭とFW前田が前線でコンビを組むときは、前が重たくなってしまうので、攻撃のテンポが上がりにくいところがチームの課題の1つとなっているが、この日は、まずまずだった。残念だったのは、ゴール前で味方の動きと重なるシーンが多かったことで、この点は、修正が必要と言える。
MF : 高橋秀人(後半0分 in) 6.5
→ デビュー戦ということを考えると、上々の出来と言える。ビルドアップに関しては、向上の余地があるが、攻守両面で広範囲に動いて活躍できる点は魅力である。FC東京でボランチのスタメンとして起用されるようになったのは、2011年5月28日の京都サンガ戦以降なので、ちょうど1年前となる。J2で試合経験を積んで大きく飛躍し、この1年間で、もっとも成長した日本人プレーヤーといえる。1年前は、MF高橋が日本代表選手になるとは、想像できなかった。
DF : 酒井宏樹(後半0分 in) 6.0
→ 期待されていた逸材がフル代表デビューを果たした。先日のC大阪戦でも、右サイドのクロスから2ゴールを演出しているが、得点につながりそうなクロスをゴール前に供給できるのは、魅力である。後半15分のMF本田圭のヘディングシュートにつながったクロスは、パーフェクトなクロスだった。まだ、周囲とのコンビネーションは確立されておらず、思うように攻撃に参加できなかったが、レギュラークラスの実力を持った選手であることは、間違いない。DF内田とのポジション争いは、要注目である。
MF : 宮市亮(後半17分 in) 5.5
→ 何度か縦に突破してチャンスを作った。デビュー戦ということを考えると、まずまずの出来で、今後への可能性を感じさせたが、W杯最終予選の切羽詰まったときに、MF香川やMF岡崎といった中核の選手を下げてまで、起用する価値のある選手かというと、現時点は、そこまでのレベルには到達していない。将来性やスター性は、これまでの日本人のアタッカーでは「最上級」と言えるが、騒ぎ過ぎのところは否めない。騒ぎすぎることは、MF宮市にとっても、日本サッカー界にとっても、決してプラスに働かないだろう。
MF : 中村憲剛(後半29分 in) 6.0
→ 終盤にMF本田圭と交代でピッチに入ると、MF本田圭とは違った持ち味を発揮した。トップ下に入ると、常に、いいところにポジションを取って、味方のパスを引き出すことができるので、彼がいると、ボール回しはスムーズになる。後半41分にはコンビネーションから惜しいシュートも放って、存在感を示した。現時点では、ジョーカーの座を、MF清武と争う形になっている。
DF : 槙野智章(後半42分 in) なし
→ 終了間際にDF伊野波と交代して、ピッチに登場すると、フリーキックのチャンスで、果敢にシュートを狙った。距離は少し遠かったが、あの角度のフリーキックは、DF槙野がもっとも得意にしている角度で、広島時代は、何度もゴールを脅かしている。期待感はあったが、壁に当たってしまった。
◆ アゼルバイジャン戦の日本代表(スタメン11人+途中出場選手)の採点をしてください。
・点数は10点満点としてください。
・普通の出来だった場合は、「5.5」としてください。0.5刻みでお願いします。
・それぞれの点数の理由も合わせて、記述してください。
※ たくさんの採点が集まった方が「比較」もできて面白いと思うので、、是非とも参加してみてください。
※ 投稿は下のフォーム(↓)からお願いします。
・ハンドル名
・年 代
・性 別
・地 域
・アゼルバイジャン戦の採点と理由を記述してください。(スタメン11人+途中出場6人)
・試合の感想等があればお書きください。(省略可)
・日本代表に選んでほしい選手がいれば記入してください。(省略可)
→ http://form1.fc2.com/form/?id=764787
#1 hogeさん
【 ハンドル名 】:hoge
【 年 代 】:30~39歳
【 性 別 】:男性
【 地 域 】:近畿
【 アゼルバイジャン戦の採点とその理由を記述してください。(スタメン11人+途中出場6人) 】:
本田以外は管理人さんと同じですね
本田→6.0
流石にボールは良く集まるしタメも作れて
無難な出来だったけど、
怪我の影響か運動量が少なく
守備を全くと言っていいほどしていない。
攻撃の起点になっていたのは確かだけど
危険なパスもそれほど供給できず
相手にとって脅威とまでは言えなかった。
【 その他、試合の感想等があればお書きください。(省略可) 】:
【 日本代表に選んでほしい選手がいれば記入してください。(省略可) 】:
#2 pさん
【 ハンドル名 】:p
【 年 代 】:20~29歳
【 性 別 】:男性
【 地 域 】:関東
【 アゼルバイジャン戦の採点とその理由を記述してください。(スタメン11人+途中出場6人) 】:
DF : 伊野波雅彦 5.0
→ CBとしてはプレー精度に不安さがあることを再認識させられる試合だった。前線への攻撃参加が目立ったが決定的なものにならず、本来の場所が度々放棄されるためフォーメーションを乱す要因になっていた。
MF : 細貝萌 6.0
→ 攻撃面はまだこれからである印象だが、この一年で格段に成長した選手の一人である事を実感させられた試合であった。プレーエリアが横に広がり精度と余裕が出てきた。これからは攻撃参加やパスをレバークーゼンで高めてもらいたい。ボランチの三番手としては計算できる選手となった事を見せつけた。
MF : 岡崎慎司 6.0
→ 後半初めまで左サイドから始まった攻撃のフェニッシュ詰め切れてシーンが目立った。岡崎だけではなく構造や起用選手の問題でもあるが、便利に使われる余り出番が消えてしまっている。得点を決めたので+0.5。
FW : 森本貴幸 5.5
→ 久々の先発だったが途中交代という結果に終わった。以前も負傷退場してるのでその頻度が気になる。試合内容としては消えてる時間が多くフィニッシュに絡んだのもオフサイドになったシーンのみであった。消えるにしても1TOPとしてはCBを惹きつける動きをする必要がある。故障明けだが動きは戻ってきてる。裏抜けのキレはまだまだこれからのだろう。
FW : 前田遼一(前半37分 in) 5.5
→ 相変わらず窮屈そうなプレーに終始している。森本も同様だが、消えてる時間が多くザックの戦術で求められる1TOPと本人の資質にズレを感じざる得ない。
MF : 高橋秀人(後半0分 in) 6.0
→ この試合最大の収穫と言っていいだろう。この試合を見る限り、ボランチの4番手の最有力である。攻守に広いプレーエリアを持つボランチで、成長すれば試合を落ち着かせる選手になるだろう。CBも過去に経験があるのでそこでの成長も微かに期待したい。
【 その他、試合の感想等があればお書きください。(省略可) 】:
内田と岡崎のユニットは左サイドと比べスピードで劣るので、1TOPや左ボランチとの相性が重要である。その点今日の試合は分が無かった。酒井宏樹が柏でのレドミのように本田・遠藤と合ってくると選択肢にもなりスタメン争いが激化するだろう。
CBのコンビは経験が少ないにしろ及第点以下の出来で、ザックはこの控えCBのユニットは放棄してまた選手を再選考するべきだろう。既定路線として闘莉王がいるが、もう一人はCBとボランチを兼任できる選手がいいだろう。阿部が最有力候補か。高橋や酒井宏樹の成長次第ではこのポジションのカバーも期待したい。ザックは343の関係でSB兼CBを求めてる印象があるが、「23人枠」と「フォーメーション」、「高レベル選手の効率的な配置」から鑑みるに、ボランチ兼CBを探すほうが必要だと考える。
「遠藤がいない試合」というのを考えさせられる試合になったが、中盤を遠藤と同じレベルで落ち着かせるのは現状難しいだろう。(柴崎が覚醒すれば話は別かも知れないが、、)ならばある程度ポゼッションや試合でのボールの落ち着きをなくしても、カウンターと裏を狙う動きに特化していく事が一つの回答になるのだろう。その場合1TOPにJの実績では段違いである佐藤寿人の復帰も、現実のものとして視野に入ってくる。
【 日本代表に選んでほしい選手がいれば記入してください。(省略可) 】:
闘莉王、酒井高徳、アーリア、乾、石川
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