初戦でガーナに快勝したイタリアと、チェコに完敗したアメリカの試合だったが、予期せぬ乱戦となった。
先制したのはイタリア。前半22分に、ピルロのセットプレーからジラルディーノがゴール。これでイタリア得意の逃げ切りの展開になると思われたが、前半26分に、アメリカがオウンゴールで追いついた。さらに前半26分に、デ・ロッシがマクブライドへのひじうちで一発退場。試合の流れは、これで、アメリカに傾いた。
アメリカは、デンプシーやコンヴェイを中心にイタリアを攻め込むが、前半45分に、マストロエーニがハードタックルで一発レッド。さらに、後半立ち上がりに、ポークが2枚目のイエローで退場。10対9と、イタリア優位な状況になったが、絶対に負けたくないイタリアは、アメリカに猛攻を仕掛けるまではいかず、結局ドローに終わった。
まずは、きわどい判定に関してだが、デ・ロッシの赤は妥当な判定、マストロエーニのレッドはやや厳しい判定、ポークのレッドは2枚目であることを考えると厳しい判定であった。レフェリーが試合を壊した感じもするが、危険なひじうちやタックルを取り締まるのは、間違ってはいないと思う。
この試合のイタリアは、ガーナ戦のよさは見られなかった。その要因として、やはり、後ろ向きの姿勢があったことは間違いない。例えば、デ・ロッシの退場後にリッピが取った策は、ガットッーゾinで、トッティoutだった。同じ状況で、ブラジルはロナウジーニョを外すだろうか?そして、アルゼンチンはリケルメを外すだろうか。
最終節で、イタリアは、勝ちもしくは引き分けで決勝トーナメント進出が決まる。
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