① 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ → 名古屋グランパス) → フィンケ監督やフロント陣との意見の違いが表面化して、浦和との契約更新は行わず、海外を含めて新たな移籍先を探していたが、南アフリカW杯を控えていることも関係したのか、リスクの少ない国内移籍を選択した。
実力的には、何の問題もない選手であることは、誰の目にも明らかである。ここ数年、怪我がちであるということだけが心配の種ではあるが、名古屋にとってはこれ以上ないほどの大きな補強となった。セットプレーで、FWケネディとDF闘莉王の2人をマークしなければならないという状況は、相手チームにとっては悪夢以外の何物でもない。
浦和時代は歴代の監督と毎度のように衝突したが、今回、カリスマ性のあるストイコビッチ監督の下でプレーする事になった。名古屋では不平分子になるのでは?という声もあるが、計算高い選手なので、ストイコビッチ監督と対立するような真似はしないだろう。DF闘莉王の加入で名古屋グランパスは優勝候補の一角となった、と見る。
一方の浦和にとっては、想定していた事ではあるが、戦力的にみると非常に痛い。なんだかんだ言っても、DF闘莉王の個の力で勝ち点をもぎ取った試合は少なくなかった。どんな選手が代役となっても、大きく見劣りしてしまうのは否めない。ただ、ここ数年、DF闘莉王を制御できなくなっていたことも事実である。プラスの面もあるはずなので、悲観ばかりはしていられない。
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さいたまスタジアムの騒動に関して
② 中山雅史(ジュビロ磐田 → コンサドーレ札幌) → ジュビロ(ヤマハ)一筋のプロ生活を送って来たFW中山雅史の移籍先は、コンサドーレ札幌に決定した。最終的段階では、高木監督を迎えたロアッソ熊本も移籍先の候補に挙がっていたが、結局、コンサドーレ札幌を選択することになった。
知名度は抜群で、さっそく「ゴン効果」が出て来ているという。年俸は950万円と報道されているが、もうすでに回収出来たのかもしれない。
アピール効果は抜群であるが、戦力として果たしてどうなのかというと、ここ数年のプレーぶりを観る限りは、やはり、厳しいと言わざる得ないだろう。同じ42歳の横浜FCのFW三浦知良の場合、技術のある選手なので、身体的な衰えを技術でカバー出来ているが、FW中山の場合、そこまでの技術はなく、身体的なの衰えがプレー面にも影響している。J2はベンチ枠が「5」と、J1の「7」よりも少なく、札幌はFW内村、FW近藤と即戦力を獲得しており、フォワードの層はJ2でもトップクラスとなった。現状では、ベンチ入りを果たすのも大変そうである。
ただ、若くて伸び悩み気味のい選手が多い札幌にとっては、得るものは大きいだろう。数字では表れない部分での貢献は間違いなくあるだろう。もちろん、その最高のお手本を自分のキャリアに生かせるどうかは、本人次第ではあるが・・・。
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③ イ・ジョンス(京都サンガ → 鹿島アントラーズ) → かねてから噂に上がっていた通り、韓国代表のDFイ・ジョンスの鹿島入りが決定した。オリベイラ監督の評価も高く、アジア枠という点も魅力で、韓国代表でも中心の1人である。
京都では、左サイドバックでもプレーしていたが、もちろん本職はセンターバックである。年齢的にピークの時期であり、アジア制覇を目指してACLを戦う鹿島にとっては、貴重な戦力となるに違いないが、すでに鹿島には、DF岩政とDF伊野波というコンビが確立されている。また、現役の韓国代表のセンターバックという看板はあるもの、京都でのパフォーマンスはそこまでハイレベルだったかというと、疑問符がつく。あっさりと相手に振り切られてしまうケースも少なくは無かった。ACLがあって、DF大岩もそろそろ厳しくなってくる年齢であり、実力派のセンターバックは多いに越したことは無いが、DF岩政、DF伊野波、DF新井場の3人からポジションを奪うのは、かなり難しいのではないかと予想する。
一方の京都は、もともとCBの人材が溢れていたので致命的なものにはならないだろう。また、同じく韓国代表のDF郭泰輝という選手が加入することも決定している。DFイ・ジョンスの移籍に関しては、他の問題と比べると痛手とはいえないだろう。
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④ 北野貴之(アルビレックス新潟 → 大宮アルディージャ) → 非常に驚いたのがGK北野の移籍である。新潟では34試合で31失点。鹿島に次いでリーグ2位の成績を残した新潟の守護神の移籍は全く想像していなかっただけに意外だった。
移籍の理由は新潟への不満があったというわけではなく、大宮というチームが描くビジョンが本人の描くビジョンとが一致したからという話である。また、新しいチームで新たなチャレンジをしたいという気持ちも強かったようで、非常に前向きな移籍といえる。
ただ、抜けられた新潟にとっては大きな痛手である。2007年に札幌のJ1昇格の立役者となった大宮のGK高木の獲得に成功したが、安定感という意味ではGK北野と比べると見劣りする。獲得候補の1人と考えられていた柏のGK南は熊本への移籍が決定。やや厳しい状況になっている。
一方の大宮にとっては、安定感のあるGKを獲得できたことはいいニュースであるが、ただ、今シーズン、正GゴールキーパーだったGK江角のパフォーマンスも悪くは無かった。それだけに、GK江角が残留するようだと、ポジション争いは熾烈なものになるだろう。
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⑤ 小宮山尊信(横浜Fマリノス → 川崎フロンターレ) → 2007年には日本代表候補にも選ばれているDF小宮山が同じ神奈川のクラブである川崎Fに移籍することになった。川崎Fは2年前に左サイド強化のために獲得したMF山岸智をサンフレッチェ広島に放出しており、パワーアップを計っていたが、サイドが専門のDF小宮山の獲得は大きいだろう。
川崎Fというとカウンターが持ち味であるが、カウンターが発動できないときに、攻撃の形が作れないシーンが多かった。サイドアタックは右のDF森が中心であるが、左サイドのDF村上は本職の選手ではない。突破力という意味では見劣りして、右に偏りがちだったサイド攻撃の問題が解決する可能性はある。
ただ、FWジュニーニョが左サイドに流れてプレーするのを好む選手であり、中盤で作ってサイドバックをオーバーラップさせて崩すという意識は、それほど高くないチームである、また、ボランチのMF谷口あたりは頻繁に攻撃参加するタイプであるが、MF谷口らが攻撃に参加してバランスが崩れかけたときに、左サイドバックのDF村上がうまくフォローしていた印象もある。突破力や得点力ではDF小宮山が上であるが、うまくチームにフィット出来るかは、始まってみないと分からない部分はある。もし、うまくフィットするようだと、川崎Fの攻撃力は増大する。
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