■ 早くも残りは12節となった。J1は22節が終了した。まだ7月中であるにも関わらず、早くも残りは12節となった。優勝争いは横浜FMが頭半分ほど抜け出す形になった。2位の鹿島との差は「5」なので独走態勢に入りつつあるが目の離せない展開になっているのは残留争いの方になる。現時点では17位が清水、18位の磐田となるが11位の京都から17位の清水まで「5差」。11位の京都から18位の磐田まで「6差」。稀に見る大混戦になっている。
17節を終えた時点では17位は湘南、18位の神戸だった。湘南は勝ち点「16」、神戸は勝ち点「11」のみだったが、18節からの5試合の成績は神戸が3勝1敗1分け、湘南は2勝3分けと負けなし。神戸と湘南が一気に勝ち点を積み上げたことで残留争いはカオスな状態になった。神戸は吉田監督になってからは4試合で3勝1分けと負けなし。ついに降格圏を脱出した。湘南も12位まで浮上するなど快進撃を見せている。
J1の残留争いが「過去イチ」と言っても過言ではないほど熾烈だったのは2018年になる。この年は勝ち点「41」で横浜FM・湘南・鳥栖・名古屋・磐田の5チームが並んだ。最終的にはJ1で16位とになった磐田が参入決定戦に回って東京Vと対戦して辛うじて生き残ったが残留争いに巻き込まれているクラブの顔触れの豪華さは2018年以上である。タイトルをたくさん獲得しているビッグクラブもいくつか含まれている。