■ FC琉球が最下位の22位J2は26節が終了した。残りは早くも16試合となったが残留争いも大混戦になっている。22位のFC琉球が勝ち点「19」となるがここ2試合は1勝1分け。25節の岩手戦(A)で勝利できたのは非常に大きかった。20節から5連敗を喫するなど苦しんだが20位の群馬ならびに21位の大宮との差は「4」のみ。降格圏からの脱出は十分に可能と言える。ナチョ・フェルナンデス監督になってからは1勝2敗1分けという成績になる。
現時点でFC琉球以上に苦しいのは群馬になる。天皇杯の3回戦で浦和を撃破したが5連敗中。ここ10試合の成績は0勝9敗1分けとなる。「天皇杯ではなくてリーグ戦で結果を出して欲しい。」というのが群馬のサポーターに共通する思いだろう。ここ6試合で1得点のみ。得点力不足に苦しんでいる。辛うじて残留圏内をキープしているが7月・8月は力のあるチームとの対戦が続く。監督交代が実施されても不思議はない。
相馬監督が就任した大宮は実績のある指導者を得て浮上するかに思えたが苦しんでいる。相馬監督になってからは8試合で1勝4敗3分けとなる。依然として降格圏に位置する。FC琉球や群馬と比較すると力のある選手は揃っているがなかなか噛み合わない。J1時代の大宮は何度も残留争いに巻き込まれながら夏の補強で新戦力を獲得して新しい力を得て乗り切ってきたが現段階で補強に関するニュースは無い。
当然のことながら、J1経験の豊富な大宮がJ3に落ちるようだと大ニュースになる。J1は神戸やG大阪や磐田や清水など注目度の高いクラブが残留争いに巻き込まれているがJ2の残留争いでは大宮に大きな注目が集まる。26試合で26得点なので得点力不足に苦しんでいるが長期離脱していたMF泉澤が戻ってきたのは良かった。MF奥抜やMF武田英やMF高田もいてアタッカーの駒は豊富。選手起用がポイントになる。