■ J3の第9節J3の第9節。「昇格候補の筆頭」に挙げられながら2勝4敗1分けと出遅れたFC岐阜はホームの岐阜メモリアルセンター長良川競技場でSC相模原と対戦した。SC相模原も「昇格候補」に挙げられたが2勝4敗と大きく出遅れた。3連敗中のFC岐阜は監督交代を実施。三浦俊也監督が退任して元・長野の横山雄次監督がチームを指揮することになった。SC相模原も同じく3連敗中。コロナの影響で7節と8節は延期になった。
ホームのFC岐阜は「4-2-2-2」。GK松本。DF舩津、藤谷匠、岡村和、橋本和。MF本田拓、柏木、畑潤基、藤岡。FW山内寛、石津。監督が交代して最初のリーグ戦になるがMF庄司とDF宇賀神はベンチスタート。DFフレイレとMF窪田稜とGK桐畑はベンチ外となった。8節の藤枝MYFC戦(A)で途中出場でハットトリックを達成したMF藤岡がスタメン出場。同じ試合で3アシストのMF村田透はベンチスタートになった。
対するアウェイのSC相模原は「3-4-2-1」。GK圍。DF渡部、鎌田、藤原優。MF中原彰、田中陸、石田崚、夛田、浮田、安藤翼。FW船山貴。6試合で5得点のみと極度の得点力不足に苦しんでいるがMF藤本淳とFW藤沼が2ゴール、MF松橋優が1ゴールを挙げている。「補強の目玉」だったベテランのFW船山貴は1トップの位置で起用されたがここまでの6試合で無得点。移籍後初ゴールは生まれていない。
■ 3連敗中同士の対決を制したのは・・・。試合の序盤はSC相模原が勢いを持って攻め込んだが前半8分にボランチのMF本田拓が最終ラインの裏のスペースにロングパスを出すとFW山内寛がうまくコントロールしてつないだボールをFW石津が左足でシュート。これが相手に当たってコースが変わってゴールイン。ややラッキーな形でFC岐阜が先制に成功する。MF石津は7節の讃岐戦(A)に続いて今シーズン2ゴール目となった。前半は1対0で終了した。
後半開始からSC相模原はMF中原彰とMF安藤翼を下げてMF中島賢とMF佐相を投入。MF中島賢は古巣対決となった。FC岐阜もMF柏木を下げてMF庄司を投入する。1点を追うSC相模原は後半25分にMF佐相のポストプレーからベテランのFW船山貴が抜け出してキーパーと1対1の決定機を迎えたがループシュートはクリーンヒットせず。弱弱しいシュートになった。SC相模原は追いつく絶好のチャンスを逃した。
1点リードのFC岐阜は後半38分にボランチのMF庄司が裏のスペースにパスを出すとSC相模原のDF藤原優がクリアミス。MF藤岡に当たったボールがMF藤岡のところに渡ってゴールイン。大きな追加点を奪った。MF藤岡は2試合連続ゴール。早くも4ゴール目となった。2対0で勝利したFC岐阜は連敗を「3」で止めた。敗れたSC相模原は痛恨の4連敗。大きく出遅れたSC相模原は15位と下位に低迷している。
■ 横山監督が就任して巻き返せるか?FC岐阜は監督が代わってリフレッシュした状態で試合に入った。選手層は厚いので「どの程度、選手を入れ替えるのか?」が注目されたが大幅な変化はなかった。この日のスタメン11人の平均年齢は31.45歳。依然として非常に高かった。三浦体制の時は右SBでも起用されたFW山内寛はそのままフォワード。FW石津との2トップだったが前半8分のゴールはシンプルな攻撃ながら2トップの連携から生まれた。
大きな追加点を奪ったMF藤岡は6試合で4ゴール2アシストとなった。正直なところ、宮崎時代と比べると存在感は相当に小さいが何だかんだでFC岐阜でもたくさんのゴールに絡んでいる。左SHで起用されているが決定力の高さが光っている。MF窪田稜がベンチ外になったのでスタメン11人の中ではMF藤岡、FW山内寛、DF藤谷匠、MF畑潤基が相対的には若手になる。彼らがベテラン陣をサポートする必要がある。
監督が交代したので「どういうサッカーになるのか?」も注目されたがメンバーがあまり変わらなかったのでスタイル自体も当面はそこまで変わらないと思われる。MF柏木やMF庄司を中心にパスをつないで崩すサッカーになると思うが横山監督の方がはるかに最近のJ3の事情を知っている監督なので相手のことを研究して選手を入れ替えることは考えられる。選手層はJ3屈指のレベルでぶ厚いのでうまく生かしたい。
■ SC相模原は4連敗・・・。天皇杯でも大学生に敗れた。敗れたSC相模原はこれで4連敗となった。12本のシュートを放ったが決定機はあまり作れなかった。SC相模原も4月末に選手10名ほどがコロナに感染してクラブの活動は一時休止となった。5月2日(月)に活動が再開されて5月8日(日)に天皇杯の神奈川県予選の決勝を戦ったが桐蔭横浜大に0対3で敗れた。リーグ戦は4月17日(日)の福島戦(A)以来なのでかなり久しぶりだったが悪い流れはなかなか止まらない。
試合内容に関して高木監督は「一定以上の手ごたえ」を感じている風だったが1失点目の守備は宜しくなかった。ボランチのMF本田拓がハーフウェイライン付近でボールを持ったがケアする選手は誰もおらず。精度の高いキックに定評のあるMF本田拓をハーフウェイライン付近であれだけフリーにしたら精度の高いボールは入ってくる。パスの出どころはしっかりとケアして抑えないと最終ラインの選手に負担がかかる。
実績抜群のFW船山貴にかかる期待は大きいがまだ無得点。なかなか初ゴールが生まれない。後半25分に訪れたビッグチャンスはループシュートで狙ったがいいシュートにはならず。残念なフィニッシュになった。MF浮田もここまで無得点、MF安藤翼もここまで無得点。すでに6試合を消化している段階でスタメン11人全員が今シーズン無得点というのは珍しい。さすがの高木監督も立場は危うくなってきた。
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