■ 80歳で亡くなったと報じられた。ジェフ市原やジェフ千葉や日本代表やユーゴスラビア代表やシュトゥルム・グラーツなどで監督を務めたイビチャ・オシム監督が80歳で亡くなったと報じられた。1941年5月6日生まれで80歳。1964年に行われた東京五輪のときはユーゴスラビア代表として出場しているがMF阿部勇、FW巻、MF羽生、MF佐藤勇、MF山岸智、DF水本、DF坂本などオシムチルドレンと呼ばれる選手をたくさん輩出した稀代の名将だった。
「名選手、名監督に非ず」というのは言い古された言葉になるがイビチャ・オシム監督はプレーヤーとしても優秀だった。ユーゴスラビア代表として16試合に出場した。日本で最初に名前が知られるようになったのは1990年のイタリアW杯のときだと思うが名古屋で活躍したピクシーことMFストイコビッチを擁したユーゴスラビア代表はベスト8に進出。内戦が激化する中、ユーゴスラビア代表として最後の輝きだった。
その後、オーストリアのシュトゥルム・グラーツで長きに渡って監督を務めた。この時のシュトゥルム・グラーツには名古屋でプレーしたFWヴァスティッチ、千葉でプレーしたFWマリオ・ハースがいた。Jリーグにやってきたのは2003年だったが下位に低迷することが多かった当時の市原がいきなり1stステージの優勝争いに参加した。惜しくも3位に終わって初のステージ優勝は逃したが全盛期の磐田を大いに苦しめた。