■ 開幕4試合を終えて1勝1敗2分け2010年以来のJ1復帰を果たした京都は開幕4試合を終えて1勝1敗2分けで勝ち点「5」。10位とまずまずのスタートを切った。何と言っても大きかったのは開幕戦の勝利となる。サンガスタジアム by Kyoceraでの浦和戦だったが後半の立ち上がりにFWピーター・ウタカが決勝ゴールを決めて1対0で勝利した。2010年の最終節以来なので相当に久しぶりの勝利となったが2節と4節もドロー。勝ち点「1」を積み上げた。
2節のC大阪戦(A)と4節の湘南戦(A)はともにアウェイで苦しい戦いになったが何とか守り切った。難しい試合で失点を最小限に抑えて勝ち点「1」を加えるのは「J1残留」のためには大事なことである。4試合連続で1ゴールなのでまだ複数ゴールは奪えていないがそのうちの3ゴールを挙げているのはFWピーター・ウタカになる。J2でゴールを量産したFWピーター・ウタカはJ1の中でもトップクラスのストライカーである。
今年の3月で38歳になったが衰えはほとんど感じられない。初めて日本にやってきたのは清水時代の2015年になるがすでに30歳を超えていた。全盛期はもっとパワーがあってスピードもあったのかもしれないが、清水や広島でプレーしていた頃と比べてもほとんど力は変わらないように感じられる。開幕戦で京都に敗れて黒星スタートとなった浦和が大いに苦しんでいることを考えると開幕戦の重みは1/34ではない。