ファジアーノ岡山→ 有馬監督になって3年目の岡山は33節を終えた時点で12位となる。上との差も下との差も大きく広がっているので「来シーズンもJ2で戦うのは確実」となった。33試合で10勝12敗11分けとなるが27得点/28失点。ロースコアの試合が多くなっている。総得点は24得点のSC相模原に次いでワースト2位となるが総失点は27失点の京都に次いで2番目に少ない数字になる。スコアレスドローの試合がすでに6試合もある。
2020年も42試合で39得点/49失点だった。ほぼ毎年、「失点は少ないが得点も少ない。」というシーズンになるが今シーズンは例年以上である。2012年に記録した42試合で34失点というのがクラブ最少になるが「クラブ記録の更新」も十分に考えられる。先のとおり、有馬監督は就任して3年目となるが続投なのか?退任なのか?どちらも考えられる。監督人事に関しては「3年を一区切り」と考えるチームは少なくない。
まずは監督人事に注目が集まるがJ1からJ2に降格しそうなチームの顔ぶれを考えると「2022年は岡山のみならず、多くのJ2のクラブにとって昇格のチャンスの1年」と言える。場違いクラブのJ2降格はなさそうな情勢である。「勝負を賭けてもいいタイミング」と言えるがオフの移籍市場で流出の可能性があるのは
・MF 上門知樹
・DF 井上黎生人
・MF 白井永地の3人になる。期限付き移籍のFW川本梨とGK梅田に関してはともに清水からの期限付き移籍になるが清水の選手層を考えると「清水に戻っても出番を得るのはかなり難しい。」と言える。特に日本代表のGK権田がいるのでGK梅田が清水で定位置を確保するのは(GK権田の怪我等がない限りは)ほぼ不可能である。完全移籍で獲得するのは難しいが「レンタル期間の延長」であれば十分に可能と考えられる。