■ 本番まであと10日ほど 東京五輪の本番まであと10日となった。男子サッカーは7月22日(木)に行われる南アフリカ戦がGLの初戦になる。開会式の前日に開催されるが大きな注目を集めるのは確実である。日本代表の試合は全て無観客での開催になるが「ホーム・コート・アドバンテージ」を持っているので1968年のメキシコ五輪以来となるメダル獲得が大いに期待される。「メダルを獲得できなかったら批判される。」というほど期待値は高い。
これだけ五輪代表に対する期待値が高まるのは2000年のシドニー五輪以来である。「過去最大級の期待」を受けているがスタメンはほぼ固まった。MF堂安律、MF久保建、MF遠藤航、MF田中碧、DF酒井宏、DF吉田、DF冨安の7人はスタメン確実である。不透明なのはキーパー、左SB、左SH、フォワードの4つである。激戦区である左SBはDF中山雄とDF旗手に加えて長身のDF町田もスタメン候補に浮上してきた。
左SHはホンジュラス戦ではMF三好が起用されて好プレーを見せたが普通に考えるとスタメンはMF三笘かMF相馬勇のどちらかである。左利きの選手を2列目に3枚並べるのはバランスが良くない。MF三笘もMF相馬勇も突破力があるのでスタメンのときはもちろんのこと、ジョーカー役としても期待できる。1トップはFW上田が怪我で離脱中。FW前田大も脳震盪の問題を抱えている中、FW林大地が存在感を発揮した。
■ 最も不安に感じるのはキーパー 左SBは「対戦相手や日本の置かれた状況に応じて3人を併用する形になるのでは?」と思われる。ファーストチョイスはDF中山雄になると思うが、日本がボールを保持できそうな試合はDF旗手が起用されて、高さのある選手と対戦するときは長身のDF町田に期待をする。3人とも左SBの専門家ではないのでその点は不安に感じるがそれぞれに良さを持っている。鍵を握るポジションであることは確かである。
左SHはMF三笘とMF相馬勇のうち調子のいい選手をスタメンで起用するのがベターと言える。1対1の守備などはMF相馬勇の方が少し上。相手チームに強力なサイドアタッカーがいる場合はMF相馬勇が優先される可能性は高い。一方、MF三好が左SHでスタメン起用される可能性はあまり高くない。攻撃の中心であるMF堂安律やMF久保建を休ませたいときにMF三好がプレー機会を得ることになると思われる。
最も不安に感じるのはキーパーである。なかなかホンジュラスのシュートチャンスが無かったのでGK谷の見せ場は少なかったが後半20分の失点シーンは飛び出しが少し遅れてしまった。躊躇する形になってシュートコースを完璧に防ぐことは出来なかった。いくつかのアンラッキーが重なった末の失点なので「GK谷のミスによる失点」とは言い切れないがやや消極的な対応になったので印象が良くないのは確かである。
■ 現状はGK谷が1番手だが・・・。 東京世代のキーパーの層の厚さというのはどう考えても史上最高である。過去を振り返ってみると「五輪の本番で起用できるレベルの実力と将来性を持ったキーパー」は世代の中で1人 or 2人くらいだったが今回は一定のレベル以上のキーパーがたくさんいる。最後の最後で落選したGK沖(鹿島)以外にもGKオビ・パウエル・オビンナ(栃木SC)、GK波多野(FC東京)、GK小島亨(新潟)、GK中野(札幌)などが控えている。
東京五輪が1年延期になったのは大きかったがGK大迫とGK谷はJ1のクラブで正キーパーを務めており、3番手キーパーと目されているGK鈴木彩も元・日本代表のGK西川から定位置を奪ってJ1の試合に出続けた時期がある。東京世代には190センチを超えるキーパーはたくさんいる。サイズや身体能力に恵まれた少年がサッカーに集まりつつあることを実感するが3人とも全幅の信頼を寄せられるほどではない。
ホンジュラス戦のGK谷が不安定だったので「GK大迫を使った方がいいのでは?」という声は少なくない。7月17日(土)に行われるスペイン戦はGK大迫がスタメンで起用される可能性が高いので「スペイン戦で活躍したGK大迫がそのまま正キーパーに昇格する。」というのも十分に考えられるが引き続いてスペイン戦もGK谷がスタメン起用されるのであれば森保監督の中で「1番手:GK谷は確定」ということが出来る。
スタメンのチョイスに注目が集まるが今の時点での3人の評価が同じくらいであるならば「より若い選手を起用する。」というのがセオリーである。GK大迫は1999年、GK谷は2000年、GK鈴木彩は2002年生まれになる。安定感が何よりも必要なポジションであることを考えると個人的には「GK大迫がベターなのでは?」と思うが18歳のGK鈴木彩の将来性に賭けるというのも十分にあり得る選択肢の1つである。
2017年のU-17W杯に飛び級で参加したGK鈴木彩は2019年のU-20W杯にも飛び級で選出されており、同じ年の秋に行われたU-17W杯のときは絶対的な主力としてベスト16入りに大きく貢献した。さすがに経験値は不足しているが身体能力は並外れたものがある。189センチとサイズにも恵まれており、フィード力は3人の中では一番上。思い切ってGK鈴木彩を正キーパーに昇格させるのも決してギャンブルではない。
2016/07/01 【五輪代表】 4年後に迫った東京五輪の日本代表メンバー18名を予想してみた。 ・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(GK/DF) ・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(MF/FW) VIDEO ★ 現在の投票数 → 33票
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