■ 今シーズンから「4-1-2-3」を採用秋葉監督になって2年目の水戸は今シーズンから「4-1-2-3」を採用している。MF平野佑をアンカーの位置で起用してその前にMF森勇人とMF木村祐を並べる形を試しているが大宮との開幕戦はFW深堀のゴールで先制しながら後半に2失点して逆転負けとなった、後半の頭から登場した「大宮のメッシ」と言われる18歳のMF柴山に翻弄されて勝ち点「0」からのスタートになったが前半は上位候補の大宮を圧倒した。
前半8分に生まれた先制ゴールは鮮やかだった。大宮がカウンターを仕掛けたがFW中野誠のスルーパスをCBのDF住吉ジェラニレショーンがカット。そのボールがうまく下がり目の位置にいたFW安藤瑞のところに渡ってカウンターが発動した。絵に描いたような逆カウンターから最後はFW安藤瑞の絶妙なスルーパスを受けたFW深堀がキーパーとの1対1を落ち着いて決めて開始早々の8分に水戸が先制ゴールを奪った。
「4-1-2-3」というのは近年のJリーグのトレンドになっているが高い位置でボールを奪いやすくてカウンターも仕掛けやすい。逆にアンカーの選手の脇のスペースを利用されやすいのでインサイドハーフでプレーするMF森勇人とMF木村祐の役割は重要になってくるが他にもMF奥田晃、MF金久保順、MF新里涼、MF鈴木喜、MF平塚などがインサイドハーフでプレーできる。2.5列目のポジション争いは面白くなるだろう。