■ 完勝スタートを切った東京ヴェルディJ2がいよいよ開幕した。永井秀樹監督になって3年目となる東京Vはホームの味の素スタジアムで愛媛FCと対戦したが3対0で大勝。好スタートを切った。前半37分にFW小池純のシュートで先制に成功すると前半45分にもFW小池純が決めて追加点を奪った。2017年と2018年は愛媛FCで主力として活躍したFW小池純は古巣である愛媛FCを相手に2ゴールの大活躍だったが2020年も愛媛FC戦(A)でゴールを決めている。
さらに後半21分には相手のクリアミスからMF山本理が決めてダメ押しの3点目を奪った。徳島に移籍したMF藤田譲瑠チマに代わってアンカーの位置で起用された19歳のMF山本理は今シーズンのJ2のブレイク候補の1人に挙げられるが攻守の要として開幕戦から存在感を発揮した。東京Vは昨シーズンの開幕戦はアウェイで徳島に0対3で大敗しているが今シーズンの開幕戦は全く逆のスコアで完勝した。
敗れた愛媛FCは「降格候補の1つ」に挙げている。アカデミー・ヘッド・オブ・コーチングという役職だった和泉氏を監督に据えて21位からの巻き返しを図るが厳しい船出となった。川井監督が退任した愛媛FCは昨シーズンまでとは違って縦に速いサッカーを志向しているが道半ばである。次節はホーム開幕戦。千葉との対戦になるが最低でも勝ち点「1」は獲得したい。出遅れてしまうと挽回するのはかなり難しくなる。