■ ポヤトス監督が就任した徳島だが・・・。 2020年のJ2を制覇した徳島はスペイン出身のポヤトス監督を招聘してクラブ史上初となるJ1残留を目指すシーズンになるが心配された主力の流出はほぼなかった。特に心配されたのは浦和への流出だった。リカルド・ロドリゲス監督の指導で開花した選手がたくさんいるので「監督と一緒に浦和への移籍を選択する選手が続出する可能性」は少なからずあったが徳島から浦和に移籍した選手はゼロである。
噂になったので10番のMF渡井には浦和からのオファーが届いたと思うが早い段階で残留が決定した。期限付き移籍だったFW垣田のレンタル延長も決まったのでポジティブなニュースの多いオフになった。「主力の流出がほぼなかった。」というだけでもオフの補強は十分に満足できるがその上で「Jリーグの移籍市場の目玉の1人」だったMF藤田譲瑠チマ(東京V)の獲得に成功した。徳島行きはサプライズだった。
18歳ながら東京Vの中盤の要となったMF藤田譲瑠チマに興味を示したJ1のクラブはたくさんあったと思われる。今オフはJ1の有力クラブでも新加入選手の数が少ないクラブがたくさんあるが新型コロナの影響で大幅に収益が減っている影響に加えて「水面下でMF藤田譲瑠チマ(やMF本間至やMF松尾)の獲得に乗り出していたが獲得に失敗したので新加入選手の数が少なくなったクラブ」もいくつかあると思われる。
今オフのストーブリーグは例年と比べると期間が非常に短かったので目玉選手の獲得に乗り出して成功しなかった場合はリカバーするのが難しかった。「争奪戦からの撤退を決めた時点ですでに他の有力選手の動向は決まっていた・・・。」というクラブはいくつかあったと思われる。目玉クラスの選手ではなくてその少し下にランクされる選手の獲得に動いて目論見どおりにゲットできたクラブがオフの勝ち組と言える。
■ 「2億円の価値はある。」と思う。 当然、「移籍市場の目玉の1人」だったMF藤田譲瑠チマの獲得に成功した徳島もオフの勝ち組と言えるが加入がほぼ確実と思われていたMF本間至(新潟)の加入のリリースはまだ流れていない。1月17日(日)に行われた徳島の新体制の発表までには決まらず。「新潟との交渉は継続中」というクラブ関係者のコメントは報じられたが「移籍金が当初の設定よりも高い2億円超に変更された。」とも報じられている。
「MF本間至に2億円の価値があるのか?」が話題になっているが個人的な意見を述べると「2億円の価値はある。」と思う。ただ、コロナ禍の中、2億円というお金をポンっと出せるJリーグのクラブはほぼない。また、J2での実績しかなくて、かつ、年代別代表に召集された経験が数回のみのMF本間至を2億円で獲得しようとする海外のクラブはないだろう。「2億円」という値札が付くと交渉が難航するのは当然である。
「MF本間至くらいの有望株が国内移籍をするのであれば2億円くらいの移籍金が発生するのは当たり前」という時代に早くならないといけないがまだその段階ではない。1億円くらいの移籍金であれば徳島も簡単にお金を捻出できるはず。逆に3億円くらいになると移籍金を払うのは難しいので諦めるしかなくなるが2億円は「簡単に捻出できる額ではないがかといって撤退するのも惜しい。」という絶妙な額である。
徳島に限った話ではないが予算には限りがある。MF藤田譲瑠チマを獲得してMF本間至も獲得できれば「徳島の補強は凄い。」と評価されると思うが明確な補強ポイントだったCBの補強が全く進んでいない。J2では自分たちがボールを保持できたので失点数は非常に少なかったがどのクラブにも強力なフォワードがいるJ1の舞台だと現状のCB陣が個の力を持ったストライカーにやれる可能性は相当に高い。
■ 第3のクラブの横やりが入る可能性も・・・。 当然、J2優勝を達成した2020年の主力選手を引き止めるためにある程度以上のお金がかかっていると思われる。同ポジションにMF渡井がいて、MF西谷和がいて、MF杉森がいて、左利きのMF小西もプレー可能であることを加味すると、「MF本間至を獲得したものの、定位置を獲得できずに力を発揮できないこと」も十分に考えられる。徳島で出場機会に恵まれないようだとプレーヤーとしての価値も少し下がってしまう。
「新型コロナの影響でポヤトス監督が来日できない。」というのも交渉が難航している理由の1つだと考えられる。逐一、監督とはコンタクトをとっていると思うが、選手とほぼ or 全く会ったことがない監督の下でチームを作っていくのは相当に大変である。もっと言うとJリーグ史上では初である。継続路線を選択せざる得ない状況になっているのでMF藤田譲瑠チマも含めて新入りの選手にとっては大変な状況である。
「横一線に近い状態からの競争」ではなくなるのでMF本間至も「本当に徳島に移籍して大丈夫なのか?」と不安に感じているだろう。MF本間至を獲得するために親会社などから特別のお金が出るのであれば話は変わってくるがその可能性は低い。MF本間至に2億円を費やすよりはJ1レベルでは弱点になる可能性が高いCBの即戦力を2人くらい獲得したほうがチーム力がアップするのは間違いないところである。
このまま交渉が難航するようだと第3のクラブが登場してかっさらっていくことも十分に考えられるが、当然、2億円というお金を捻出できるクラブは限られる。Jリーグの中では8クラブ程度である。J1の有力クラブに限られるがそういうクラブにはMF三笘、FW古橋、MF清武、MF相馬勇、MFマテウス、FW仲川、FW前田大、FWエウベル、MF宇佐美、MF江坂など代表クラスのアタッカーもしくは優良助っ人がいる。
市場価値を下げないために「(徳島以外の)どこかのJ1のクラブが完全移籍で獲得して1年間のみ新潟に期限付き移籍する。」というのも考えられる状況になっている。一方、新潟にとっては久しぶりに出てきたユース出身の生え抜きのスター選手なので「2億円を払ってもらえるのであれば、今、売ったほうがいい。」とは言えない。彼が流出した場合、動員力や人気に大きなマイナスの影響をもたらすのは確実である。
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