■ 決勝戦は稀に見る熱戦になった冬の高校選手権は1月11日(月)に埼玉スタジアムで決勝戦が行われた。昨年末から日本国内での新型コロナの感染者数が一気に増えて都内の感染者数が2,000人を超える日も珍しくなくなった。年末に行われた高校バスケは新型コロナの影響で大会途中で参加を見送らざる得ないチームが続出したので「冬の選手権も全日程を消化するのは難しいのでは?」と思われたが何とか無事に大会を終えることが出来た。
冬の選手権と同じような時期に行われた春高バレーも男子の東山高が「選手の発熱の疑い」で大会を辞退することになった。後日、数名の部員の感染が確認されているが他にも郡山女子大学附属高の選手や東福岡高の選手が地元に戻ってからたくさん陽性と診断されている。対して冬の選手権に出場・参加した選手が大会期間中 or 地元に戻った後に感染したというニュースは流れていない。これは良かったと言える。
屋内競技であるバレーやバスケと屋外競技であるサッカーでは選手や部員や観客の感染リスクは大きく変わってくると思うので今後は「一律にスポーツはダメ」、「スポーツは危険」という対応をするのではなくてもっと臨機応変な対応が求められるが埼玉スタジアムで行われた選手権の決勝戦は稀に見る熱戦になった。最後はPK戦にもつれ込んだが山梨学院高の3年生のGK熊倉が活躍。2度目の日本一を達成した。
「圧倒的な強さで勝ち上がってきた大本命の青森山田高に対して挑戦者の山梨学院高がどういう戦いを見せるのか?」が注目ポイントだったが得意のロングスローをうまく封じることが出来た。青森山田高の右SBのDF内田陽介のロングスローは今大会の話題の中心になったがたくさんあったロングスローのチャンスを最少失点に抑えることが出来た。集中して守った山梨学院高の選手の奮闘は称賛に値する。