■ 人員整理が今オフの大きなテーマ2020年の開幕前は「J1の優勝候補の筆頭」に挙げられながらエンジンがかからずに9位に終わった横浜FMは監督交代も考えられたがポステコグルー監督は続投。同監督にとっては勝負の4年目になる。2020年はACLがあったのであり得ないほどの超・過密日程。怪我人も続出する苦しい1年になった。同県のライバルである川崎Fに独走を許したことを選手もサポーターも監督もスタッフも悔しく思っているだろう。
ここ2年ほどは移籍市場が開くたびに積極的な補強を行って戦力をアップさせてきた。昨オフはFWオナイウ阿道(大分)やMF仙頭(京都)やMF水沼(C大阪)やDF前貴之(山口)やDF山本義(金沢)などを獲得。超・大型補強を敢行した。昨夏もFWジュニオール・サントス(柏)やMF前田大(CSマリティモ)などを獲得した。Jリーグの移籍市場をかき回す存在だったが今オフは静かである。「移籍市場での存在感は希薄」と言える。
各ポジションにタレントを揃えており、かつ、2021年はACLには出場しない。レンタル組を含めるとJリーグでも屈指の人数を保有しているので人員整理を行わないといけない状況だったがMF泉澤、GK朴一圭、DF前貴之、MF杉本竜、DF山本義など期限付き移籍だった選手はそのままレンタル先に完全移籍となった。京都に期限付き移籍だったMF仙頭も鳥栖に完全移籍となったので保有権を手放した選手は多い。