■ スペイン出身のダニエル・ポヤトス監督2020年のJ2を制覇して2014年以来のJ1復帰を果たした徳島はリカルド・ロドリゲス監督が退任してスペイン出身のダニエル・ポヤトス監督の就任が決定した。バルセロナ出身で42歳の青年監督になるが2020年7月にギリシャの強豪のパナシナイコスの監督に就任した。ただ、この時は10月に辞任をしている。トップチームを率いた経験は乏しいがエスパニョールやRマドリーの下部組織の監督を務めた経験を持っている。
Jリーグはスペイン人の監督が増えているが当たり・外れの差は激しい。東京VとC大阪で結果を残したロティーナ監督、徳島をJ1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス監督は大成功しており、FC今治のリュイス監督も昇格1年目の2020年に好成績を残したが、鳥栖を率いたカレーラス監督は就任1年目の4月に退任となった。スター軍団の神戸を率いたリージョ監督も結果を残せずにわずか7か月ほどでチームを離れた。
スペインやタイなどのクラブを率いた経験のあったリカルド・ロドリゲス監督と比べてもダニエル・ポヤトス監督はプロチームを率いた実績は乏しい。リスクを伴う監督人事と言えるので今オフは主力の大量流出も考えられたが1月12日(火)の夜の時点で「主力の流出はゼロ」である。一定の出場機会を得ていた選手ではMF清武功(→FC琉球)が退団するが20試合に出場してスタメンは8回のみ。主力ではなかった。