※ 2021年1月3日(日)の時点
川崎フロンターレ ・・・ B-
→ 圧倒的な強さで2020年のJ1を制覇した川崎Fは天皇杯の決勝でもG大阪に勝利してクラブ史上初となる2冠を達成した。Jリーグ屈指の強豪チームになった後も無冠の時期が長く続いたが気が付くと5つものタイトルを保持している。黄金時代に突入しつつあるが大黒柱であり、精神的な支柱だったMF中村憲の現役引退が決定した。輝かしい1つの時代が終了して川崎Fは新しい時代に突入することになるだろう。
圧倒的な強さを見せて2冠を達成したこともあって補強の動きは活発ではない。移籍のニュースは少ないが期限付き移籍だったFW遠野(福岡)とFW知念(大分)の復帰は濃厚。MF齋藤学(→名古屋?)の移籍はほぼ確実でMFジョアン・シミッチ(名古屋)の加入が有力となった。フィッカデンティ監督になってから出番が減ってしまったがJリーグを代表する左利きのゲームメ―カーである。大きな戦力になると思われる。
左利きのボランチのMF下田(→大分?)の移籍もほぼ確実となったが補って余りある補強と言える。MFジョアン・シミッチは183センチとサイズに恵まれている。空中戦に強い選手なのでタフな試合が多くなるACLでは特に力を発揮すると考えられる。過去2年間と比べると出場試合数が大幅に増えたMF齋藤学だったが25試合で1ゴール2アシストのみ。分かりやすい結果を残せなかったので「退団はやむなし」である。