■ 2人の五輪代表のストライカー東京世代は「どちらかというとCFの人材が不足している(いた)世代」になる。内山JAPANの頃からFW小川航(磐田)が1番手のCFとして君臨してきたが森保監督が五輪世代を率いるようになってから大学生だったFW上田(鹿島)が台頭して来た。2人のポジション争いは現時点でも熾烈を極めるが「2人に続く選手」はなかなか出てこず。U-19アジア選手権のメンバーだったFW岸本(徳島)は代表から遠ざかっている。
FW上田と同様で大学で力を伸ばしたFW小松蓮(山口)は何度か五輪代表に呼ばれており、FW田川(FC東京)はコンスタントに招集されている。スピードスターのFW前田大(横浜FM)が2018年のアジア大会で活躍したのは印象深いが「CF系の選手」とは言えない。他にはFW一美(横浜FC)も招集歴があるがチャンスは少ない。FW原大智(FC東京)、FW垣田(徳島)、FW町野(北九州)などは代表での出番は回ってこない。
今年の1月に行われたU-23アジア選手権の後、五輪代表の活動は止まっているので、『次の機会にどのフォワードが招集されるのか?』は興味深いが2021年は五輪イヤーなので「出場機会を求めて他クラブに移籍する五輪世代のフォワード」や「評価が高まっているのでさらに上のクラブにステップアップの移籍を果たす五輪世代のフォワード」は多くなると思われる。彼らの動向が今オフの大きな注目点の1つになる。
まず注目されるのはFW小川航(磐田)になる。所属の磐田はMF遠藤が加入した後、負けなしが続いていたが、絶対に勝ち点「3」が必要な試合だった31節の徳島戦(A)を落としたことで「1年でのJ1復帰」は絶望的となった。残りは11試合になったが五輪代表のみならず、フル代表での活躍も期待されるFW小川航が「来シーズンもJ2でプレーする。」というのは考えにくい。「磐田を離れる可能性は高い。」と言える。
■ J2でゴールを量産するストライカー一方のFW上田はゴール量産中のFWエヴェラウドがいるので鹿島での出場機会は限られる。FWエヴェラウドがフィットしきれずにチームも低迷していた時期に地位を築きたかったが自身が怪我をして離脱したのは痛恨だった。「FWエヴェラウドとFW上田の2トップ」というのも面白いと思うがツインタワーを採用する可能性は低い。FW上田が、常時、スタメンでプレーできる環境を求めて移籍を決断することはあり得る。
「五輪代表のエース候補2人の動向」に注目が集まるが「J2で結果を残している若手ストライカー」の動向も興味深い。大ブレイクしたFWディサロ・燦・シルヴァーノ(北九州)はチームのJ1昇格を目標に戦ってきたが大失速しているので「J1初昇格」は難しくなってきた。同僚で2トップを組むことが多いFW町野(北九州)とともに「オフの移籍市場の目玉候補の1人」に挙げられる。J1のクラブへの個人昇格が考えられる。
31節の磐田戦(H)で2ゴールを挙げる大活躍を見せたFW垣田(鹿島)も動向が注目される大型フォワードである。ずっと鹿島からの期限付き移籍になる。金沢時代を含めると「期限付き移籍をして4年目」になる。徳島がJ1昇格を果たした場合は「徳島が完全移籍でFW垣田の獲得に動くのは確実」である。FWエヴェラウドやFW上田がいる鹿島に戻ってもコンスタントに出番を得るのはかなり難しいと考えられる。
大卒1年目で東京世代のFW加藤陸(金沢)もJ2で2桁ゴールをクリアした。万能型のフォワードのFW加藤陸に対してJ1のクラブが興味を示すのは確実である。広島ユース出身になるが出身地は埼玉県の熊谷市。「ユース時代を過ごした広島」が移籍先の有力候補に挙げられるが「地元に近い浦和」というのも考えられる。2トップを組んでいるFWルカオ(金沢)に興味を示すクラブも多いだろう。パワーはJ2では規格外である。
■ 出番に恵まれない実力派のストライカー「若手世代のフォワード」が今オフのJリーグの話題の中心の1つになると思うがその裏で出場機会に恵まれない実力者も少なくない。FWオナイウ阿道(横浜FM)は加入1年目になるがFWジュニオール・サントスが爆発したので微妙な立ち位置である。期限付き移籍のFWジュニオール・サントスの動向に大きく左右されると思うがFWジュニオール・サントスの動向を大きく左右するのはFWオルンガ(柏)の動向になる。
FW山田寛(仙台)、FW安藤瑞(町田)が期限付き移籍先で経験を積んでおり、高卒1年目のFW藤尾(C大阪)がJ3でコンスタントにゴールを決めているので「期待の持てる若手フォワードをたくさん抱えている。」と言えるC大阪はFW都倉やFW鈴木孝などの居場所がなくなりつつある。J3のFC今治に期限付き移籍しているFW澤上、途中出場でプレーすることが多いFW高木俊なども「今オフの放出対象になる。」と言える。
新型コロナの影響で今オフは「外国人選手の国内移籍」が多くなると思われる。韓国の被害は小さいので「Kリーグでプレーする選手」は問題なく獲得できると思うが欧州ならびにブラジルでプレーする選手を獲得するのはなかなか大変である。スカウティングも思うようにできていないと思うがFWルキアン(磐田)、FWフアンマ・デルガド(福岡)、FWイスマイラ(福島)、FWホムロ(SC相模原)などは国内移籍があり得る。
一方、新型コロナの影響で交代枠が増えたことで「途中出場で仕事が出来る選手の価値」が高まっている。FW上原慎(FC琉球)、FW野田(京都)、FW中野誠(磐田)、FW有田(愛媛FC)、FW浅川(熊本)などは「短い時間で結果を出せる選手」である。特にパワープレー要員として絶大な存在感を発揮できる選手の価値が大きく高まっているのでFW上原慎(FC琉球)やDF柳育崇(栃木SC)などにオファーが殺到する可能性がある。
・2020/10/31 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (キーパー編) (1位-10位)
・2020/10/31 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (右SB/WB編) (1位-10位)
・2020/11/01 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (CB編) (1位-10位)
・2020/11/02 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (左SB/WB編) (1位-10位)
・2020/11/03 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (ボランチ編) (1位-10位)
・2020/11/04 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (アタッカー編) (1位-10位)
・2020/11/05 【Jリーグ】 今オフの移籍市場で動向が気になる選手 (フォワード編) (1位-10位)
YouTubeを始めました。
チャンネル登録よろしくお願いいたしますm(__)mチャンネル登録をする。
再生リスト (全動画)
★ 現在の投票数 → 67票
→ 最大で30人まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
サッカーコラム J3 Plus チャンネル(再生数ランキング)
第01位 Jリーグの人気チャントのランキング (1位-10位) (2020年版) → 再生数:222,419 回
第02位 【Jリーグ】 好きなサッカースタジアム (1位-10位) → 再生数:109,786回
第03位 【Jリーグ】 サポーターの応援が凄いクラブ (1位~10位) → 再生数:92,163回
第04位 【Jリーグ】 サポーターが温かいクラブ (1位~10位) → 再生数:67,404回
第05位 【J2限定】 人気チャントのランキング (1位-10位) → 再生数:56,136回
第06位 【J2限定】 2020年の若手のブレイク候補 (1位~20位) → 再生数:41,645回
第07位 【Jリーグ】 「地域密着に成功している。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:33,661回
第08位 Jリーグの人気チャントのランキング (11位-20位) (2020年版) → 再生数:28,348回
第09位 【J2】 2020年の順位予想をしてみた。 (上位グループ編) → 再生数:24,908回
第10位 【サッカーファンが選ぶ】 「J2で面白いサッカーをしている。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:21,073回
第11位 【Jリーグ】 試合中の雰囲気のいいスタジアム (トップ10) → 再生数:20,800回
第12位 【Jリーグ】 補強が上手なクラブ (1位-10位) → 再生数:20,519回
第13位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になるフォワード (1位-10位) → 再生数:19,758回
第14位 【Jリーグ】 「クラブ名がかっこいい。」と思うクラブ (1位-10位) → 再生数:19,060回
第15位 【Jリーグ】 新外国人選手の発掘が上手なクラブ (1位-10位) → 再生数:18,404回
第16位 【J3】 2020年の順位予想をしてみた。 (開幕直前!!!) → 再生数:18,061回
第17位 【Jリーグ】 今夏の移籍市場で動向が気になるボランチ (1位-10位) → 再生数:17,556回
第18位 【Jリーグ】 46クラブのサポーター なんでもベスト10 (第1弾) → 再生数:16,774回
第19位 【Jリーグ】 「コロナ禍」がプラスになりそうなクラブ (1位-10位) → 再生数:16,645回
第20位 【J2】 2020年の順位予想をしてみた。 (下位グループ編) → 再生数:14,657回
第00位 【お知らせ】 YouTubeを始めました。 (投稿された動画の一覧)
- 関連記事
-