■ 昨オフの移籍市場の目玉だったのは・・・。11月になってJリーグは終盤戦に突入した。例年であればこの時期になると「オフの移籍のニュース」が流れ始めるが新型コロナの影響でイレギュラーなシーズンになっていることもあって「現時点ではオフの選手の動向に関するニュースはほとんど流れていない。」と言える。「MF中村憲の現役引退のニュース」はショッキングだったが、契約満了であったり、現役引退であったり、退団のニュースはほとんどない。
今年はオフ期間が短いので慌しいオフになる可能性は高いが左SB/WBは「出番に恵まれない実力者」がたくさんいるので「大物選手の移籍」が多発する可能性は高い。昨オフはMF永戸(仙台→鹿島)とDF杉岡(湘南→鹿島)の2人に注目が集まったがどちらも鹿島入りを選択した。鹿島がダブル獲得に成功したがDF永戸が左SBの主力として起用されており、五輪代表候補&日本代表候補のDF杉岡はサブに回っている。
ザーゴ監督は早い段階から左SBはDF永戸を固定して戦っている。DF杉岡もチャンスを与えられたときはまずまずのプレーを見せているが定位置奪回は難しい。2021年は五輪イヤーなので五輪代表の主力であるDF杉岡は難しい選択を迫られることになる。「五輪代表の1番手の左SB/WB」と言えるがMF菅大輝(札幌)、DF古賀(柏)、MF東俊希(広島)、MF鈴木冬(湘南)などもいる。当然のことながら、安泰ではない。
「DF杉岡の動向」というのは今オフの大きな注目点になる。高さがあって守備力が高くて若い左SB/WBなので「欲しがるチームはたくさんある。」と考えられる。鹿島はDF永戸とDF杉岡以外にもベテランのDF山本脩がいる。35才になったDF山本脩も今シーズンは出番が激減している。現役引退も考えられる年齢になっているが「出場機会を求めての移籍」は十分に考えられる。2014年から鹿島でプレーしている。