【J2:第35節】 FC岐阜 vs レノファ山口 (岐阜メモリアルセンター長良川競技場)→ 22位のFC岐阜と14位の山口の試合は前半43分にキーパーが弾いたこぼれ球をFWミシャエルが決めてホームのFC岐阜が先制に成功する。後半20分にスルーパスから抜け出したFW山下敬がシュートを放ったがポストに直撃する。1対0のままで後半のアディショナルタイムに突入したがクロスからのこぼれ球をFW池上が左足で決めて土壇場で山口が1対1の同点に追いついた。FC岐阜は目前まで迫っていた勝ち点「3」を逃した。これで5試合勝ちなしとなった。残り8試合で「大逆転でのJ2残留」を目指すことになる。
FC岐阜は受け身の展開になりながら何とか1点リードを守って後半のアディショナルタイムを迎えた。アディショナルタイムの表示は「4」。ほぼラストプレーだったが最後に決められてしまった。勝っていたら20位の鹿児島との差が「2」まで接近したので痛恨のドローと言える。後半の45分間は守り一辺倒の試合になったが強力なCBを擁しているチームではないことを考えるとアクシデント的な失点は普通に起こる。運にも味方されて勝利まであと少しに迫ったが最後は運がなかった。栃木SCとの差は「3」のままで変わらず。
20位の鹿児島が5連敗中なのでここ5試合で0勝2敗3分けのFC岐阜との差が少し縮まっている。鹿児島との直接対決が残っているので少なくとも「直接対決で勝てば逆転できる。」という状況を作らないといけないのでこういう形で後半の終盤を迎えた試合は絶対に勝たないといけない。監督も選手もサポーターも審判団のジャッジにナーバスになり過ぎて冷静にプレーできなかったのは残念だった。勝っているチームが審判団と喧嘩をし始めるのは意味の無い行為である。審判団は出来る限り味方に付けないといけない。
山口は何とか勝ち点「1」を獲得した。21位の栃木SCとの差は「11」。J2残留は大丈夫だろう。圧倒的にボールを支配して攻め込む展開になったがなかなか仕留められず。もどかしい展開になったがいい形を作る場面は多かった。FW池上が「3トップの右」で起用されたが精度の高い右足を持っているのでここからチャンスになる場面は多かった。最後にゴールをお膳立てしたのは途中出場のMF田中パウロ淳一だったが古巣対決で仕事をすることが出来た。アタッカー陣の層は厚いので競争は激しいがアピールに成功した。
【J3:第25節】 ギラヴァンツ北九州 vs セレッソ大阪U-23 (ミクニワールドスタジアム北九州)→ 2位の北九州と9位のC大阪U-23の試合は北九州ペースで進んでいくがJリーグ初出場となる高校3年生のGK折口の活躍もあってなかなかゴールを奪えない。0対0で迎えた後半16分にC大阪U-23がカウンターを仕掛けるとMF斧澤のロングフィードから抜け出したMF丸岡満がキーパーの頭上を越すループシュートを決めてアウェイのC大阪U-23が先制に成功する。直後の後半17分にはMF松本凪のサイドチェンジのボールを受けた途中出場のMF藤尾が右足で鮮やかなダイレクトシュートを決めて追加点を奪った。
2対0で勝利したC大阪U-23は連敗を「4」で止めた。この日は高校3年生が6人もスタメンで起用されるなど若い選手中心のメンバー構成になったが高校生が活躍した。Jリーグのデビュー戦となったGK折口は好セーブを連発。文句なしのMOMと言える。最終ラインの3人も全員が高校3年生だったが体を張った守備を見せた。ここに来て失点が多くてなかなか結果が出ずに苦労していたが5連勝中の北九州をアウェイで撃破出来たことは自信になるだろう。DF林田、DF西尾、DF桃李の3バックの頑張りも称賛に値するだろう。
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◆ まとめ #2353 FC岐阜×山口、北九州×C大阪U-23、C大阪×鹿島、湘南×川崎F (2019/10/13)
・FC岐阜 vs レノファ山口 (岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
・ギラヴァンツ北九州 vs セレッソ大阪U-23 (ミクニワールドスタジアム北九州)
・セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ (ヤンマースタジアム長居)
・湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ (Shonan BMWスタジアム平塚)
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