■ 驚きと言える水戸への移籍一時と比べると勢いは落ちてきているが依然として上位争いに参加している水戸は、先日、MF福満(C大阪)の獲得に成功した。山口時代に躍動したMF福満はC大阪ではあまり出番がなかったがドリブルが出来て、決定的なパスが出せて、運動量も多くて、シュートテクニックもある万能型のアタッカーである。「今夏、J1のクラブも興味を示した。」と言われるほど評価の高い選手の獲得に成功したのは水戸だった。
→ 2019/07/06 【J2】 MF福満隆貴(セレッソ大阪→水戸ホーリーホック)はJ1初昇格への切り札になれるか?攻撃の中心になり得る選手の獲得に成功したがアタッカーのポジション以上に即戦力を必要としていたのはCFだった。大宮から期限付き移籍中のFW清水慎が軸になっているがコンスタントに点が取れるCFがいたらチーム力はさらにアップする状況。DF伊藤槙を横浜FMに引き抜かれたときに獲得しただろう数千万円程度の移籍金を元にどんな選手を獲得するのか?は興味深かったがFW小川航(磐田)をゲットした。
FW小川航は、言うまでもなく、東京五輪世代を代表するストライカーである。2年前のU-20W杯の本大会のときに負った怪我の影響で長期離脱した後はなかなか力を出せていないが、先日、行われたトゥーロン国際大会のときは久々に存在感を発揮。準決勝のメキシコ戦と決勝のブラジル戦で価値あるゴールを奪った。準優勝の立役者の1人となって評価が急上昇していたが水戸に期限付き移籍することになった。